株式会社Aimingにいきます +ソーシャル就活について思ったこと

node/webosocketによるオンラインゲームの実装を考える / オンメモリ、KVS、RDBMS、圧縮プロトコル、そのゲームデザイン + 就活の話 - mizchi log という記事を書きまして、一応ソーシャル就活っぽいことをしたからには報告する義務があると思いまして、ここで報告させて頂きます。
株式会社Aimingにいきます。

株式会社 Aiming(エイミング)

Aimingはオンラインゲームの会社です。ゲーム系ながらWeb系と親和性が高く、それなりに大きなデータを持ち、自分のスキルセットとゲーム的な志向に適合し、そして字面だけではない実践的なアジャイルな開発環境にシビれた、というのが選んだ理由です。なにより社員の人達が最新技術に貪欲で、どんどん新しいことにチャレンジさせてもらえそうだ、という点も大きいです。

ついでにいえば、僕自身コアゲーマーなので、ガラケーの5をぽちぽちするソーシャルゲームと相性が悪いなというのは感じていたところ、ゲーム性に妥協しない姿勢や、本格的なオンラインゲームの運用実績があるという点を考えると、Aimingで働くのは何にも代え難い経験になる思いました。

まぁ、正確には来年度も学生なので、とりあえず規定としてバイトからのスタートなのですが、「適当に社長を捕まえて内定をもぎ取ってください」的なことは言われてまして、まあそんなところです。こういう実力主義は望むところですし、自信もあります。

見学行くと id:udzura の人がいたり、知ってる人がリクルーティングされてる最中だったり、人の縁みたいなのは感じました。Aiming関西はC++闇の軍団と呼ばれている人達が結構いるそうです。怖いですね。
新宿への初出社は3/1です。各位よろしくお願いします @mizchi

ソーシャル就活について

ソーシャル就活っぽいことをしたので、そういう人達に向けて何か言ったほうがいいのでは、という気もするのですが、正直なに言ってもしょうがない、という気持ちが強いです。
自分だから出来た、という気もしますし、そもそも僕は現時点でソーシャル就活するような「意識が高い学生」とは折り合いが悪いです。

僕は大学生の間、ひたすらプログラミングをやって、一人でサービスを作ったり、毎日大量の記事を読んできた、という自負があります。昔からプログラマっぽい人達との交流もありました。他にも、ある程度目に見えるコードの成果もありますし、ブログも結構な頻度で、技術に関わらず書いてきました。炎上も経験しました。

ソーシャルのためにSNSを使うのではなく、楽しいからSNSを使うのです。そこに変な意味付けをする必要はないと思いますし、採用側も「ソーシャルリクルーティング」を行うならば、変な気取ったアピールを受け取るべきではないと考えます。似たような意味で、エンジニアとしての就活(転職)において、Githubがアピールに便利だから、ではなく、GithubのGitリポジトリとしての便利さやソースコード開示によるコミュニティへの貢献という意思こそが本来評価されるべき部分です。そこを履き違えている人が多くいるように思えます。

そもそも企業側がソーシャル的な人間の受け入れ準備を整えていないのに、無理に「先進的な人材を集めるための手段」としてソーシャルを使おうとしているのがかなり歪に思えます。

おそらくですが、ソーシャルで価値がある面白い人材ってのは、普通の企業のコンプライアンスでは生きていけません。いや、それは僕がコンプライアンスが皆無な人材というわけではなくて(会社向けのアピール含む)、会社の空気に殺されてしまう人が凄く多いのです。Twitterを4年もやっていると、こいつは本物だ!と思った本当に面白い人間が、就職した途端つまらなくなってしまう事例が本当に多く、もったいなく感じています。「SNSで遊んでる中の人間」とすると、そういう人間こそ本来の意味でのソーシャルリクルーティングを通して発掘して欲しい人間だと思うわけです。Twitter活用の下手さ含めてそう思う事例が多々見られます。


僕がブログで職を募集したのは、言ってしまえば逆フィルタリングのためです。あの記事は技術面ではてなホッテントリ入り狙いましたし、実際に入りました。そのアピール込みで、アンテナが高い人達はきっと目を通してくれるだろう、という自信がありました。で、実際にそのとおりになったわけで、してやったりというわけです。おかげで七社からメールを頂いて、三社見学に行ってから、そしてAimingに決めました。

僕はそれなりにエゴが強く、「建前」ってのが死ぬほど嫌いなので、おそらく普通の就活はできないと思います。そもそもリクナビ登録してません。自己分析とかクソくらえだと思ってますし、ネット弁慶なので舌が回るのも、このような文字の上だけです。
実際、これとは別に普通に就活にいって二社落ちてます。落ちるとそれなりに凹みますし、別の会社で成果出して見返してやろう、という気持ちにもなります。

最後に

見学させていただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。ご期待に添えなかったところもありますが、僕自身できることをやってウェブ業界へ貢献していきたいと思っております。